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イベント 京都の暮らしと扇子 その他 2024年02月01日

京都の節分

こんにちは、京扇子の白竹堂です。

享保3年、1718年から京都で扇子屋を営んでおります。

 

2月は節分の季節。節分は、旧暦の新年・立春の前日のことで、豆まきは、邪気を払うために始まった風習といわれています。

節分が始まる今週末から、京都では多くの神社仏閣で、節分祭が開催されます。今回はそのうちの一つ、壬生寺(みぶでら)の節分会(せつぶんえ)をご紹介いたします。

 

 

壬生寺の節分会では、一般参詣が2月2日(金)〜4日(日)に行われます。うち2日と3日には、厄除け鬼払いの狂言「節分」が1日4回無料で上演。また、素焼きの炮烙(ほうらく)に家族の数え年・性別・願いごとを墨書きして奉納するという、珍しい風習もあります。

 

 

また、壬生寺は京都の南西、つまり裏鬼門に位置することから、鬼門詣りの一端を担っています。京都で鬼門を護る社寺は、壬生寺のほか北野天満宮、吉田神社、八坂神社があります。これら4つの社寺をお参りすることを「四方まいり」といい、これも京都ならではの風習。この4社寺を回るバスツアーなどもあるそうです。

 

京都に訪れた際には、ぜひ京都の節分を体験してみてください。

白竹堂では、鬼の柄の扇子もご用意しております。節分の季節にぜひご利用くださいませ。

 

(五明扇 追儺図 厄除け飾り扇)